こんにちは ママ先生Aoiこと碧井啓衣(あおいけい)
です☆
【Happyじぶん軸の育つサロン】
フェールアンカランby Aoiの代表をしております(^^)
フェールアンカラン表参道
の地方フェール
です☆
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昨日、ある記事がフェイスブックで流れてきて
気になって読んでみましたところ、色々書きたくなったので書きます。
その記事をシェアしてくれた方は
いつも色々なことに敏感で勉強熱心で、
彼女から流れてくる様々ないろんな物事の側面に
学びが多いです。今回も気付きをもらい非常に考えました。感謝!
そして、仮にも10年以上
公立学校の教員であった私としては
ついつい熱い想いがあふれ出まして(笑)
まちがいなく長いです・・・・いつもより長いでしょう(笑)
ご覚悟ください(笑)
私が読んだ記事は
考え直してほしい「2分の1成人式」――家族の多様化、被虐待児のケアに逆行する学校行事が大流行
というものです。
先にお伝えしますが、この記事を批判するとか
たたくとか、そういう意図はありません。
日本では言論の自由が認められています。
この記事に書いてあることもまた真実。
それをふまえて
こういった情報を見聞きした私たちは
大人、親、そして学校側(教員)というそれぞれの立場で
どうしたらいいのか。
どう考えていったらいいのか。
私の考えを書いていきます。
まず、これを読んだ大半の人が、
「そうか、こういう行事は、記事の中の様な
虐待を受けている可能性のある子どもにとっては
もしかしたら、よくないのかもしれない」
「感謝の強制というのはたしかにおかしい」
そんな風に思うのかもしれません。
そして、そういった側面があるのは事実でしょう。
ただ、学校の問題に限らず
どんなものでも 必ず私たちが意識すべきことがあると私は思います。
それは
「情報というのは氷山の一角である」
ということです。
決してたった一つの情報ですべての判断はできないのです。
この記事にしても、
学校側があたかも安易にこの1/2成人式という行事を
しているような表現がありますが、まずこれについて。
保護者への感謝の手紙など
保護者が絡む行事の時に
教員側・学校側が最初に確認するのが
「親のいない子ども、親と関係が非常に悪い子ども」
がいないかということです。
例えば、昔は
母の日には母親参観
父の日には父親参観
という名前がついた参観がありました。
けれども
片親または両親ともにいない子どももいる
そういった背景を含めて
現在は「授業参観」という言葉が主流のはずです。
私も数回1/2成人式を開催する学年の担任をやりましたが
保護者への手紙や保護者からの手紙といったものを
取り入れるときには、必ず、学年担任で相談するのです。
そして、
例えば両親ともにいない、事情があって祖父母と暮らしている
そういった場合は、手紙のやり取りをすることはやめたり
「家族への手紙」
という形にしたりと、必ず配慮をするのです。
私個人に関しても
年度の終わりに「命の授業」という道徳の授業を行い
その授業の最後に、保護者からの手紙を子どもたちに渡す
ということをしていました。
この一時間、最後の10分程度のために
直前の個人面談ですべての保護者の同意をもらいました。
一人、外国出身で日本語が書けないというお母さんがいらっしゃいまして。
しかも英語ではなくポルトガル語が母国語のお母さまで。
そのときは、
「私がどうにか、辞書を引いて代筆しますので」
といって、お願いをしました。
結局、普段は育児にあまり積極的でないお父さんのお力で
日本語で書いてくれましたが。
(これも賛否両論です。
私は、私の判断で、当時担任してた子どもたちにはどうしても必要だと思ったからこそ
時間をかけて準備して、全員の保護者の方からの手紙をどうしても用意したかったのです。)
こういったように
さも当たり前のように行われている学校行事でも
非常に時間をかけ、できるだけ丁寧に行事を開催しているのです。
はっきり言って、行事が無い方が、学校サイド・教員サイドは楽なのですよ。
それでも、
その行事でしか培えない、育てられない力がある
その行事が必要だと判断するからこそ、学校はその行事を行うのです。
ということで、まずは
学校行事というのは、安易にただ風潮で行っているわけではないということは
お伝えします。
次に、感謝の強制という部分について。
これについては、はっきり異論を私はもちます。
家族の形態が、おじいちゃんおばあちゃん、から親の兄弟まで
一緒に生活するのが当たり前だった昔の家族形態から
現在の核家族化の時代背景があります。
核家族化している、ということは
子どもたちが、子ども時代に接する大人の数が圧倒的に少ないことを意味します。
これはどういうことか。
いわゆる道徳観や多様な価値観、礼儀、マナー、などを得たり身に着けたりする機会が減っているということです。
そして、社会的な常識というものを知る機会も減っている。
たとえば、昔は 目上の人に敬語を使うなど当たり前のことでした。
お母さんに生意気な口答えをすれば
おばあちゃんやおじいちゃんが
「大人に向かってなんて口のきき方なんだ」
と叱る。
けれども今は
親子でタメ語は当たり前。
それはそれで 構わないのですけれど
子どもは
「目上の相手、大人には敬語を使うのが常識なんだ」
と学ぶ機会を失う。
そうするとどうなるか。
お友達のお宅にお邪魔した時に、
友達のお母さんにも、普通にタメ語で話しかける。
塾の先生、習い事の先生にもタメ語しか話しかけられない。
そういった子どもも普通にいます。
それらのすべてが悪いわけではないけれど
場合によっては
「失礼な子」
「礼儀知らずな子」
という印象を相手に与えるのです。
それで損するのは子ども本人。
あまり親しくない人には敬語で話すということや
目上の人には敬語で話すということも
大人になっていく過程で学ぶべきことです。
感謝についても同じです。
私も、本来感謝というものは強制されてするものではなく
自然と湧き上がってくるものであると思います。
けれども
「決して当たり前ではなく、本当は感謝することが一体どんなことなのか」
今の子どもたちの多くは知りません。
物にあふれ、情報にあふれ、何もかも不自由のない時代です。
食べ物も着るものも住む家も、親もない
そういった不自由さを、子どもたちの多くは知りません。
学校行事で
何かの折に
「○○さんへの感謝」
「感謝の◇◇」
などということを入れ込んでいくのは
強制ではなく
「感謝への気付き」
なのです。
ですから
1/2成人式で学校によっては取り入れているであろう
「親への感謝の手紙」
にしても
感謝の強制ではなく
親への感謝の気持ちへの気づきを図るためなのです。
そして、感謝というのは時に、こうして手紙などの形で伝えることも
できるのだと。
面と向かって言うよりも、きちんと自分の気持ちを伝える方法の一つなのだと
そんな学びの部分でもあります。
それから、
被虐待児へのケアに逆行しているという部分。
まず、この痛ましい事件に関しては、人として、大人として、そして母として・・・
あまりにも悲しすぎて苦しすぎて辛すぎて・・・・言葉になりません。
一体この親子にどんな苦しみがあったのか
どうにかならなかったのかと・・・・救いはなかったのかと・・・・
ただただ 涙があふれるばかりです。
この女の子のご冥福、心よりお祈り申し上げます。
ただ、この一件を基に1/2成人式が被虐待児ケアに逆行していると
結論付けるにはあまりにも乱暴ではないかと感じます。
学校というのは、
学習・行事・その他の全ての教育活動を含め
まずは前期後期、年間、2年間毎(低・中・高学年)、そして6年間という
いくつかのスパンで見ています。
どの行事もどの学習も、長所があり短所があります。
だからこそ、一時間ごと、一つの行事ごと大切にしながらも
それら一つ一つでは補えない部分を、他の学習や行事などで補っていく。
そうやって
学習面、精神面、社会性、個性などが
まんべんなく伸びる場面を作っていくのです。
例えば運動会、運動得意な子にとってはそりゃあ楽しみな行事です。
でも、私もそうでしたが、運動大っ嫌い、苦手な子どもにとっては
苦難でしかありません。事前練習とかも最悪です本当に。
でも、そこで学べることがある。
その機会だからこそ学べることがある。
だから、最大限の配慮をしながらも運動会を行うわけです。
そして、教員だってばかじゃありません。
どうにもならなかったのかもしれない。
でも、子どもの様子がおかしい、虐待されている可能性がある
そういったことにはかなり今の現場は敏感です。
いつどこでチェックしているか、というのは、
ブログで書けることではないので差し控えますが
担任だけでも10チェック以上
そして他の教員の目でも複数チェックしてます。
それでも、もしかしたら見つけ出せないこともあるのかもしれない。
ただ、学校サイドが今の時代背景を無視している、ということに関しては
真っ向から反対させていただきます。
と、いくつか記事の中の一部分についての私の見解を書いてきましたが
ココカラが本題(笑)
親でも学校関係者でも第三者でも通りすがりの読者でもそうなんですけれど。
この元の記事と、私のこのブログ記事とを読み合わせていただいたら
少し感じていただけると思うのですけれどね
どんな物事も、こうしたニュースとか、ブログ記事とか、
そんな文字に表されていることなんて、本当にほんの一部なんですよ。
どんな物事にも
背景があって
原因があって
そこに関わる人々がいて
たくさんの意見があって
色んな見方があって
そんなね、言葉で表せるほど単純じゃないの。
だからね、いちいち一つのことで惑わされちゃいけない。
ちょっと辛口いきますけどね
これ読んでくださっているのがもし学校の先生とか学校関係者とかなら。
1/2成人式への疑問を呈した記事を読んだくらいで
「来年からやらない方がいいかも」
なんて思うなら、絶対もうやるな!!!
必ず目的があるでしょう。
今の学校の先生たちに圧倒的に足りないのは
「プライドと信念!」
いちいち、惑わされてんじゃないよ。
不安になるなら考えなさいよ。
自信ないなら自信もてるくらい準備しなさいよ。
不安、不満、疑問は謙虚に受け止める。
こういった記事も、ある側面として事実だからちゃんと受け入れる。
逃げない。
そして考える。
今、自分たちの目の前の子どもたちに必要なのか。
考えた末に、きちんと自信をもって、
やっぱり必要だと思うなら、やりなさいよ!
完璧なことなんてできない。
でも、想いがあって、信念があって、そして必要だと思うならやればいい。
間違っても、「今までやってきたから」そんな理由でやるべきではないけれどね。
そして、これを読んでくださっているのが
もし、学校関係者以外の方々なら。
物事は、文字という一側面では測れないことがほとんどだということ。
学校への批判を目にすることもたくさんある。
そして、学校側はきちんとそれを考えていく必要があることもある。
それでも、
学校とは、先生たちとは、敵味方にならないでほしいこと。
子どもたちが健やかに成長していくためには
学校サイドと保護者が、手を取り合って
子どもたちを一緒に育てていこうとすることが必要だということ。
見逃しちゃいけないたった一つのことももちろんある。
でも、1つの出来事、一つの行事、
ほんの一部分だけで判断せず、心配があったら
直接話に行ってほしい。
(あんまりにもひどければ・・・・相談に乗ります(笑))
そんなことを少しでも感じていただけたら幸いです。
ということで、
これまでの記事の中で最長かもしれませんが
長文にお付き合いくださりありがとうございましたm(__)m
faire un calin(フェールアンカラン) by Aoi
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