自然療法院 想~てとてと~で開催している自然生活学勉強会では、
環境ホルモンについての勉強もあります。
環境ホルモンは、体内のホルモンのはたらきを かき乱してしまう性質があると言われています。
(特に生殖系)
その代表として、私たちの身近にあるプラスチックが挙げられます。
だから、今使っているタッパーなどのプラ容器が壊れたら、新しいものを買い替える時は、
違う素材の方がいいよ、とお伝えしています。
が、こんなことを聞くと。
いっさいがっさい 買い替える人もいるかもしれないんですけれども(笑)
今日は、少し考えてもらうきっかけになりそうなことを。
私が小学生だった頃の担任の先生の話を
ここで少しさせてください。
小学校高学年になると、社会の学習でも環境問題とかエコとか出てくるわけです。
その中で、太陽光発電の話が出てきたときに、私を含めたクラスメイトはみんな
「太陽光発電は 二酸化炭素も出ないし、石油資源も使わなくて済むし 絶対いい!」
という意見が多数を占めました。
が、先生は言いました。
「確かに、太陽の光を使うこと自体はエコ。環境にもいい。」
「けれど、太陽光発電の機械をつくるためにはたくさんの石油資源も使われる。」
「その機械は壊れてしまってからの処理が すごく大変(ごみ処理が大変)。」
「今まで使っていた 発電所はどうなるのか」
と。
みんな、シーン・・・ですよ(笑)
子ども心に
「太陽光発電っていう、まるで奇跡みたいな方法があった気がしたのに、
世の中そう簡単じゃないのか・・・」
って(笑)
まあ、その先生は、ほんとものすごい環境問題とか気にしていて、
裏紙とかも絶対使うし、当時から、シャンプーリンスの界面活性剤がとか
石鹸シャンプーがとかって言ってたくらいなので、
相当こだわり派だったんですけどね(笑)
当時、シャンプーの会社に、界面活性剤の頭皮への影響について問い合わせたら
「シャンプーは髪を洗うものであって、頭皮を洗うものではないから問題ない」
と答えが返ってきたそうで、えらく憤慨していました(笑)。
まあ、そんな先生の言ってたことを、身をもって理解して実践するようになるまでに
私は20年かかってますけれども。
で、これを、プラ容器の買い替えについても置き換えていただきたいのです。
自分や子どもの健康のために、
環境ホルモンを少しでも体内に入れないために、
プラ容器を違うものに買い替える。
その、使わなくなったプラ容器、どうしますか?
捨てますか?
ゴミですか?
さあ、そのゴミになってしまったプラ容器は、ごみ処理で無害のものになるのでしょうか?
処理するときに出た煙や、埋め立てた土はどうなるのでしょう?
その煙や土に雨が降り、地下水となり、川に流れこみ、海に出て・・・・そして?
新しく買い替えたその製品を作るために工場で出た
廃棄物や、化学薬品、洗浄した汚れた水は?
結局、私たちが出したものは、巡り巡って、子ども達世代、孫達世代、未来に還っていきます。
そのことまで考えたら、
私なら
子どもたち用のものは、できるだけ安全な素材、シンプルな作られ方をしたものを用意し、
自分はもう、出産予定はないので、今あるものをできるだけ壊さずに、ごみにしないように
気を付けて使い続けることを 選ぶかな。
でも、これから妊娠出産、または授乳中のヒトは気を付けてよいと思いますよ。
もちろん 男の子も、男性もね。
さ、私も今年は、自転車をなるべく使うように頑張ります(笑)
【募集】4/28(金) アレルギーや肌症状がある方向け 自然生活学勉強会 体験会
【5月スタート第6期】 花粉症やアトピーなどにならないカラダとココロを育む自然美生活学≪初級編≫
—–