【人はなぜ治るのか】

ニュース
【人はなぜ治るのか】
徒手療法、つまり「手で触れる施術」についての話が続きますが、
少しお付き合いください。
施術をしているうちに、
ふと「何かが足りない気がする」と感じることがある——
そんな話を先日しました。
とはいえ、徒手療法というのは、最後は手の感覚頼み。
だからこそ、自分自身を客観的に見つめることはとても難しいものです。
一人でずっとやっていると、
いつかどこかでずれてしまっても、
それに気づくタイミングすらない。
「何か足りない気がする」
というのは、時には単に自分の感覚がずれていたり、
勘違いしていたりすることもあります。
だからこそ、多くの徒手療法家たちは学びを継続し、
時に仲間との研究をも重ねていくのだと思います。
その過程で、また「何かが足りない」と感じることも出てくる。
徒手療法家が学び続けるのは、
技術を磨くためはもちろんのこと、
「自分のズレや違和感を確かめるため」でもあるのだと思います。
そして、この“学び続ける姿勢”こそが、
実は人の治癒力を刺激するものなのではないかと感じています。
学びを重ねるほどに、
初期の自分の拙さを思い出して苦笑いすることがあります。
(これはどんな偉大な施術家も同じ…と信じたい😅
 そして、その頃よりは上達してる…はず笑)
けれど不思議なことに、
知識も技術も今よりも明らかに未熟だった頃にも、
人が治っていくという現象は確かに起きていました。
「なぜ、あの頃も人は治っていったのか?」
学べば学ぶほど、その問いは深まっていきます。
私は、そんな“足りていない自分”を自覚しながらも、
「今日よりも明日、明日よりも明後日、
 一歩でも半歩でもいい施術をしよう」
そう思って行動することこそが、
相手の治癒力の扉をノックする一つの方法なのだと信じています。
(まあ、想いばかりが先行して溺れてもがくのは私の悪い癖ですが😂
そして、
「何かが足りない」→「だから学ぼう、磨こう」
そう思う気持ちは、
最初に人の身体を良くしたいと願った原点の想いにつながっています。
クライアントさんに、患者さんに良くなってほしい。
施術を通して、相手の役に立ちたい。
この想いと姿勢が、
施術という場に生命の動きを呼び戻す。
私はそう信じています。
11/19に講師をしてくださる岩田先生も、
こうした“姿勢”を大切にされている方です。
ぜひ、同じような想いを持っている方と、
講座をご一緒できたら嬉しいです。
ご興味あればぜひ、詳細をご覧ください。

 

タイトルとURLをコピーしました