統合医療についての学びと活動
私は現在、神奈川歯科大学の統合医療学講座を受講しています。
これは日本で初めて、学校教育プログラムとして体系的に学べる統合医療の講座です。
また、岡山に移住してからは、地域のクリニックにて統合医療チームの一員として活動し、医師・鍼灸師・看護師と協働しながら、難治性疾患や進行性悪性腫瘍などの治療に携わってきました。
統合医療への姿勢

世の中には数多くの自然療法・代替療法が存在し、素晴らしい結果を残すものも多くあります。
しかしその一方で、
- エビデンスが十分でないもの
- 正しい手法が広がっていないもの
- 効果効能が患者の生活に合っていないもの
も見受けられます。こうした現実の中で大切なのは、クライアント自身が主体的に治療を選択できることだと考えています。
そのために私は、各種療法について学びを深め、適切な情報を提供しながら、来院者の方が自ら選び取れるようサポートしています。
特にサポートできる分野
- 食事療法(マクロビオティック・ケトン食など)
- ホメオパシー(セルフケア・ホームケア)
- 生活リズム改善指導
「健康自立」という考え方

当院では開業当初から、「健康自立」を理念に掲げています。
健康自立とは、
- 自分の身体の状態を正しく把握し、
- 自分の人生観・価値観を踏まえて、
- 自分にとって必要な療法や医療を主体的に選択すること
であると考えています。
これは 日本臨床統合医療学会が掲げる理念と重なります。
「統合医療とは、人を幸せにする医療である」
「統合医療とは、個人の年齢・性別・生活環境、さらに人生をどう歩み、どう死んでいくかまでを含め、
西洋医学・補完代替医療を問わず、あらゆる療法からその人に合ったものを見つけ、受診者自身が主体的に選択する医療である」
統合医療は、単なる「通常医療(西洋医学)+代替医療(補完医療)」の組み合わせ(Combination)ではなく、統合(Integration)です。
価値観・人生観・死生観をも包含し、人間全体をとらえた「幸せのための医療」であり、理念であり、哲学だと考えます。
当院の統合医療の実践

当院では、この理念を基盤に、その人自身の生命力を尊重し、その人らしい生き方を支える統合的なサポートを行っています。
施術だけでなく、生活習慣・食事・自然療法を含め、心身の全体から寄り添い、健康と人生の質(QOL)を高めるお手伝いをしてまいります。
