先日のこちらの記事には、たくさんコメントや共感いただきありがとうございました。
プラ容器をガラス容器への買い替えと 太陽光発電 「その行為の先に何があるのか」
コチラの記事に、いただいたコメントで、布ナプの扱いや経血カップの医療用シリコンなどについてどう考えるかというご質問を頂いたので、少し私の考えをお伝えしたいと思います。
私自身が一番メインでやっていることは施術なので、まずカラダのつくり(構造)から見た時にどうかから始めますね(^^)
■カラダの作り(構造)から見た時の「経血」■
私たちは、便や尿は通常はある程度ためることができる、カラダのつくりをもっています。
それは、ためておく場所(ぼうこうや直腸、大腸など)があり、そこは、雑菌が繁殖しないような仕組みにもなっています。
ところが、
経血は、ためる場所がありません。
子宮内はもちろんのこと、膣内も、はがれ落ちてきた経血をためるためのつくりはもっていないということです。
このことから考えると
そもそも「経血」はためるものではない
という見方ができます。
■経血コントロール■
次に経血コントロール。
私も以前 おまたぢから®というセミナーを受講したり
経血コントロールなどのお話をされている方に教わったりもしましたが、
基本的に、出てくる経血を、限界いっぱいまでためるというものではありません。
食生活や生活リズムの改善、ストレッチや運動などを組み合わせて
経血の質をよくするというか、経血の質によって生活の振り返りができるので、
改善していくことで経血量が減ります。
その減った経血を、できるだけトイレで排血するためにポイントやコツがあるので
それを学んで実践する、というものが多かったです。
もう一度言いますが(笑)
陰部に常に力をぎゅぎゅっといれて、膣口をしめておいて、経血をためることが
経血コントロールではありませんので、それはやめてください(笑)
ちなみに、江戸時代の人はみんなトイレで排血できてたとかって話もありますが、
一方で、生理中の女性がいるための小屋があったという話もあるし
そもそも、たしか肌襦袢?あれ、ちがうっけ、腰に巻くやつ。
あれ、赤いのありましたよね。
あの赤は、血がついても大丈夫なようにだって聞いたこともあります。
昔のことは昔のことなので分かりません(笑)
量の違いはあったかもしれませんけど。
■布ナプキン■
そして布ナプキンですね。
経血の質などの改善や、経皮吸収を考えた時に、
石油由来のケミカルナプキンを使うことは、健康によくないので
布ナプキンを使うことで、粘膜からの科学成分吸収を抑えられる、というもの。
布ナプキンを使うだけで生理の時の嫌なにおいがなくなったとか
量が減ったとか体調がよくなったとか聞くことも多いです。
一方で、じゃあその経血がついた布ナプキンをどうするのか、ということなんですけども。
これ、医療従事者の方々でもかなり賛否両論あるようで。
ある方は、血が付いたものは医療現場ではものすごく慎重に厳重に処理して、再利用なんてありえないのが当たり前。
だから、家庭レベルの洗濯や殺菌なんて危なっかしくて仕方ないとも言いますし、
ある方は、きちんと洗濯して洗って太陽光で殺菌すれば大丈夫だと思う、とも言います。
んー、私個人としては・・・わかりません(笑)
でも、私もたまに、布ナプキンも使うし、オーガニックコットンの使い捨てナプキンも使います。
その時の気分と、仕事などの自分の予定によるかな。
とりあえず、ケミカルナプキンはないです(笑)
タンポンも論外(笑)
どちらにしても、経血がついたらすぐに新しいのに交換がいいと思いますし、
布ナプキンは心配だけどケミカルナプキンは嫌という方は、
古い下着とかタオルとか切って、布ナプ代わりに使って、使い捨てしたらいいと思います。
そういう友達、私も何人か知ってます。
■経血カップ■
経血カップって何かというと、膣の中に医療グレード?のシリコーンカップを入れて経血をためておき、
それをトイレに行ったときに出して、洗い流してまた使う というものらしいです。
数年前に話題になった時に調べたこともあるんですが
最初にカラダのつくりの視点にお伝えした通り、経血をためるための場所は
カラダにはないんですよね。
ということは、
便や尿はためておける=逆流もしないようになっている
けれど
経血は、普通に構造から考えたら逆流もあり得るし、雑菌繁殖の可能性もあるということです。
本来ためる仕組みをもっていないものを、何かの力をつかってためておくことは
私は体には相当負担であると考えます。
その負担が疾病につながる可能性も十分にあり得ます。
ですので、経血カップについては、私なら使いません。
そして、シリコーンについてですが、
シリコーン自体が環境ホルモン指定されているわけではないようですが、
使いやすくするための添加剤として心配なものはいくつかあるようです。
これは、自然生活学勉強会でもお伝えしているところですが
私は、科学という学問はとても好きだけれども、
でも、全幅の信頼を置いているわけではありません。
だから、今大丈夫と言われているものであっても
10年後 20年後 100年後に、害が見つかる可能性もあります。
かつては夢の物質と言われたフロンガスのように。
(フロンガスは安くて無害で一気に広まりましたが、たしか10年以上たって
オゾンホールに到達してオゾン層を壊してしまっていることが発覚しました)
ですので、不自然なもの、どうやって作っているのか分からないものをなるべく使わない
というのは、食べ物に限らず、身の回りのこと全てで言えると思います。
■ということで■
自分の生活や、女性の性というものの見直し、という意味で
経血コントロールや布ナプキン、経血カップについても、意識をされたことは
とても素晴らしいことだと思うんですね。
そして、何が入口でもいいと思うんです。
たとえそれが、病気になりたくないとかっていう不安感や恐怖であっても。
でも、少しずつ、そういうきっかけはあくまできっかけであって
それを使いながら、どういう未来をつないでいきたいのか、
自分はどんな生き方をしたいのか、一緒に考えていってくれる人が増えたら、私はうれしいです。
ご質問ありがとうございました(^^)
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