自然療法とは② 治療という行為と人間

この記事の続きです。
 
①の記事で、そもそも治療という行為自体が 自然界にはないという意味で
不自然なものであるということを書きました。
(あくまでも私の考えです。)
 
でも、もう少し私たち人間の進化、ということを考えた時には
また これも変わってくると思っています。
 
私たち人間は、脳が発達し、物を使えるようになり、
 
高度な文明を築く力を進化の過程で得てきました。
 
だから、文化文明をもつ、私たち人間という生き物が、
 
「病気や症状、死というものをおそれ、それを克服したり、治療したりしようとする」
 
ことは 不自然ではないと思っています。
 
 
ただ、いつの間にか、自分たち人間が
 
この世界の一部であり、自然の一部であることを忘れ
 
全てを克服しようとか、全てをコントロールしようとか、
 
そういった慢心が、引き起こしてきてしまった さまざまなことが
 
今、問題となっていることも多いと思っています。
 
 
 
病気という意味で言うならば
 
アレルギーとか、発達障がいとか、自己免疫疾患とか、がんとか 
 
妊娠出産育児のステージでの、過剰な医療介入とか。
 
 
 
そういったものが あまりにもあふれてしまった今の日本だからこそ、
 
症状とか、疾患というものを  自然療法を通じて向かい合ってみて
 
そして、イノチと対話することを、やってみることは
 
とても意味のあることだと思います。
 
 
 
人間は 過ちをおかすことはあるけれど、そこから学ぶことができるし
逃げずに向き合うことができる。
 
それは 人間だけに与えられた、特別な力だと思います。
 
それに気付かせてくれるのも、各種自然療法の哲学だと感じています。
 
 
 
 
 
 

—–